布団に棲みつくダニ対策

布団のダニ対策まとめ

布団のダニ対策まとめ

布団に生息しているダニの数は数十万匹とも数百万匹とも言われています。想像すると、鳥肌ものですね。

 

ご存知のように、ダニとその糞や死骸はアレルギー・アトピー・ぜんそくなどの健康被害を引き起こす原因になります。

 

私達大人も不安ですが、赤ちゃんのいるご家庭などは特に心配が大きいはず。そこで、ココでは布団のダニについての基礎知識と対策をまとめておきます。

布団に棲みつくダニの種類

家で発生するのは主にヒョウダニ(チリダニ)、ツメダニ、コナダニ、イエダニの4種類。中でも布団に棲みつくのはヒョウダニとツメダニです。

 

ちなみにコナダニは小麦粉、パン粉、砂糖などの食品に発生するダニ、家ダニは家ネズミなどの動物に寄生するダニですね。

 

ヒョウダニは家の中のダニの8〜9割を占めると言われ、布団以外にカーペット、ソファー、クッションなどにも棲みつきます。人間を刺すことはありませんが、ヒョウダニの糞や死骸はアレルゲンになります。

 

ツメダニは人を刺して体液を吸うダニです。蚊に刺された時と違い、1日後ぐらいに遅れて症状が現れ、かゆみや刺された跡が長期間続くのが特徴。かゆみが2週間以上、刺された跡が数か月残るケースもあります。

 

ツメダニは先程のヒョウダニを捕食しているので、ヒョウダニが増えれば、それに応じて増えやすくなります。

布団にダニが増えやすい原因

ダニは温度が25℃〜30℃、湿度が60%ぐらいで繁殖しやすく(そのため梅雨時期から秋口にかけてが繁殖のピーク)、外敵に邪魔されずに卵を産める場所を好みます。主なエサは人間の毛・皮脂・フケ・アカやホコリ・カビなど…。

 

家の中でこれらの条件が揃いやすい場所といえば、正に布団ですね。温度・湿度の条件を満たし、外敵から邪魔されず、エサも豊富…ダニにとって格好の棲みかなんです。

 

また、ダニは1日1個以上の卵を産む上に、卵がふ化して成虫になるまでわずか2週間。そのため布団の敷きっぱなしやノーメンテナンスは大繁殖を招きます。

 

更にダニは1日に5回ほど糞をします。そして寿命は2〜3カ月と言われています。当然ながら、ダニが大繁殖すれば、大量の糞と死骸が布団に残るわけです。

布団のダニ対策

このような生態を踏まえると、布団のダニ対策としては生きているダニの増殖を防ぐだけではなく、残った糞や死骸の除去も考える必要がありますね。

 

まず、ダニは50℃以上で20分間加熱し続ければ死滅し、60℃以上ならより短時間で死滅します。また、温度が20℃以下もしくは湿度が50%以下の環境で繁殖しにくくなります。

 

ただし、ご家庭でできる布団のダニ対策としてよく挙げられる「天日干し」では、50℃以上まで温度が達しません。

 

真夏の炎天下で仮に布団の表面温度が50℃に達したとしても、普通、内部までは達しません。するとダニは中わたに逃げ込んで生きのびます。天日干しは増殖を防止する効果はあっても、死滅させることはできないのです。

 

ダニを死滅させるには布団乾燥機などで表面、裏面、内部までを50℃以上にして、その状態を20分間続ける必要があるんですね。

 

また、生きているダニがいなくなっても、糞や死骸が残ります。そのため、日頃から掃除機でこまめに吸い取ることが大事。

 

ただ、それでもやっぱり中わたに残る糞や死骸までは完全に吸い取れません。更に中わたには汗や汚れも染み込んでいます。これら水溶性の汚れは、水で洗わないと落とせません。でも、ご家庭で布団を水洗いするのは難しいはず…。

 

そこでオススメなのが布団丸洗いの宅配クリーニングです。

 

ダニを死滅させることはもちろん、中わたに潜んでいる水溶性の汚れも綺麗に洗い落してくれます。加えて宅配サービス付きなので、クリーニング店に布団を持ちこむ必要がなく、集荷もお届けもこちらの都合の良い時間に宅配便業者が行なってくれます。

 

日常的にご家庭でできるメンテナンスもとても大事ですが、やっぱり年に1〜2回は布団の丸洗いクリーニングを利用してリセットするのがオススメなのです。

 

布団の宅配クリーニングを比較

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