衣類の虫食いを防ぐ保管のポイント

大切な衣類を虫食いから防ぐ保管方法

大切な衣類いを虫食いから守る♪

綺麗にたたんで保管していた衣類。でも、翌シーズンに出してみたら虫食いの穴が…

 

こんな経験をお持ちの方は多いはず。大切な服を台無しにして悔しい思いをしないよう、正しい防虫対策をしたいものですね。

 

まず、虫食いの犯人はヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、コイガ、イガといった衣類害虫の幼虫です。これらは家の中で自然発生するわけではありません。

 

主に、外に干していた洗濯物や外出した時に衣類についた成虫を家に持ち込んでしまい、衣類や収納場所に産卵することで発生します。成虫はいずれも5mm前後と大変小さいので、発見するのが難しいんですよね。

 

卵からかえった幼虫の大好物はシルク、ウール、カシミヤ、毛皮などの動物性繊維ですが、綿や麻などの植物性繊維も食べます。

 

基本的にはポリエステルなどの化学繊維は食べないものの、皮脂、汗、食べ物のカスなども栄養源になるため、汚れが付着している部分は一緒に食べられてしまうことも…。

 

ですから、収納する前にはしっかり汚れを落とすことが大切なんです。見た目では分かりにくい汚れや自宅で落とせない汚れがある時は、やっぱりクリーニングに出すことをおすすめします。

保管時の注意と防虫剤の正しい使い方

収納場所はできるだけ湿気の少ない状態に保って下さい。湿度60%以上になると、衣類害虫の活動が活発になるし、カビも繁殖しやすくなります。不安なら、クローゼットや衣装ケースには除湿剤を入れておきましょう。

 

防虫剤の使い方ですが、引き出しタイプの場合には衣類の下ではなく上に置くのが正解です。これは防虫の成分が空気よりも重く、下へと広がっていくため。

 

香り付きか無臭のどちらを選ぶかについては、成分は違っても役割は同じなので、好みでOKです。ただし使用するのは1種類で。複数の防虫剤を使うと化学反応などによって効果を発揮しないこともあるので注意です。

 

また、防虫剤には半年から1年の使用期限があります。ついつい忘れがちですが、期限が切れる前に必ず取り換えるようにして下さいね。

 

収納は詰め込み過ぎると湿気がこもりやすい上に、防虫剤の成分も行き渡りにくくなります。容量の8割程度とスペースに余裕を持たせるのがセオリーですよ。

 

場所がない時は衣類圧縮パックのご利用も対策の1つ。ただし、どうしてもシワになるので、基本的に洗濯機で回せる衣類、アイロンをかけられる衣類に限ります。繊維によっては元に戻らないこともあるので、特に高級衣類は控えた方が無難です。

 

圧縮パックの中には防虫剤を入れる必要ありません。臭い移りや変色の原因になりますよ。

衣類を虫食いから守るコツ

まとめ

ここまで見てきたように、ただ衣類と一緒に防虫剤を置いておけば虫食い被害に遭わないわけではありません。まずは保管前に汚れをしっかり落とすこと、あとは保管する環境、収納の仕方、防虫剤の使い方にも気をつけて下さい。

 

また、管理が面倒に感じる場合はプロの保管サービスに任せてしまうのもおすすめ。保管付き宅配クリーニングなら、集荷・配送・保管を全て請け負ってくれるのでとっても便利ですよ。

 

保管付き宅配クリーニングとは?

 
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