寝汗をかく原因と布団の寝汗対策

布団の正しい寝汗対策まとめ

人が寝汗をかく原因と布団の寝汗対策まとめ

人は寝ている間に、成人でコップ1杯分程度の汗をかくと言われています。その汗はパジャマだけではなく布団にも吸収されているため、そのまま布団を放置してしまうと、カビやダニが発生する原因になります。

 

ダニやカビは健康被害の元。アレルギーや肺の病気につながりかねません。免疫力の弱い小さなお子様やご高齢者がいる家庭では、特に注意したいものです。

 

ここでは人が寝汗をかく原因と布団の寝汗対策についてまとめておきます。

寝汗が増える原因

そもそも人が寝汗をかくのは別に異常なことではありません。深い眠りに入るには、体温を速やかに下げることが必要です。寝汗は汗をかくことで体温を下げようとする生理現象なんです。ただ、適正量を越える寝汗には何か別の原因がある可能性も…。

 

1つには室温が高すぎ、布団に熱がこもり過ぎなど、寝る環境作りに問題があるケースが考えられます。これは私達ですぐ対策できるものですね。また、お酒を飲み過ぎて寝ると、体温が上がるため、あるいはアルコールを排出しようとするために寝汗が増えるケースもあります。これも心がけ次第で改善できます。

 

でも、過度のストレスや精神疾患が原因で自律神経のバランスが崩れ、寝汗が増えているケースは別。寝汗を抑える表面的な対策より、自律神経のバランスを崩す根本的な原因を取り除くことが大切です。場合によってはお医者さんの診断が必要なケースもあると思います。

寝汗と布団の対策

余分な寝汗を抑えて快適な睡眠を得るには通気性が良く、吸湿と放湿に優れた布団がおすすめ。売場では吸汗速乾などと書かれているものですね。できれば化学繊維よりも天然素材の布団の方が通気性も程良くおすすめです。

 

また、吸収した水分をしっかり乾燥させてあげることも大事です。特に和室ではなく洋室にそのまま式布団を敷いている場合は、水分の逃げ場がないので要注意。掛け布団よりも敷布団により汗が付着するので、除湿シートを敷く、すのこやゴザを敷いて空気の通り道を作るといった対策もありますよ。

 

布団は敷きっぱなしにしないで、毎日天日干しするのが理想。難しい場合には布団乾燥機のご利用もおすすめです。乾燥機には乾かすだけではなく、高熱でダニの発生も抑えてくれる効果もありますよ(詳しくは布団に棲みつくダニの発生原因とその防止対策参照)。

 

ただし、このような対策をしていても、中綿にはどうしても汗や皮脂が染みこみます。でも、中綿の汚れまで綺麗に落とすのは、ご家庭では難しいものが…。やっぱり年に1〜2回は布団専門のクリーニングを利用して丸洗いするのがおすすめなのです。

布団と寝汗についてまとめ

まとめ

適度な寝汗は質の高い睡眠のために必要なものです。それだけに汗を吸った布団はまめにケアしてあげることが大切。天日干しや布団乾燥機でしっかり乾燥させるようにして下さい。また、通気性の良い布団を選ぶのも対策の1つですよ。

 
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