冬物衣類のお手入れ法とは?
冬物衣類の中でも自宅で洗濯するか、クリーニングに出すかで迷うのはニットですね。
ニットに付いている洗濯の絵表示のタグを確認して水洗いがOKなら、ご家庭で洗濯できます。洗濯機のマーク、手洗いのマーク、水温表示に気を付けて、その指示を守るようにしましょう。
ただ、「水洗い不可」「ドライクリーニングOK」のマークでも、最近はおしゃれ着用の中性洗剤が売られているので家で洗えないことはありません。
ただし、縮みを防ぐためには洗い方や干し方にデリケートな技術が要求されます。
先程の手洗いOKの場合も含めて、ニット洗いに不安がある、あるいは高級素材やお気に入りの1枚で失敗したくないという方はクリーニングサービスにまかせた方が安心ですよね。
冬物を保管する時の注意
冬物のような厚い生地の衣類をクリーニングに出した場合、ドライクリーニングの溶剤が完全に乾燥していない状態で返ってくることがあります。
そのままクローゼットにしまうと、溶剤は衣類に残ったまま。そのような衣類を着て残留溶剤が肌に触れると、皮膚が赤くただれる化学火傷を起こすケースもあります。
当然、クリーニングサービス側でも匂いのチェックなどしていますし、そもそも質の良い業者さんなら、溶剤が残ったまま納品してくること自体ありません。
でも万が一油系の匂いがするようなら、2週間ほど風通しの良い場所で陰干しをして、匂いを完全に飛ばしてからしまうようにして下さい。
また、冬物をしまう春先からは衣類害虫の活動が活発になりますし、その後の梅雨の時期の高温多湿はカビが繁殖しやすくなります。
もし自宅での管理が不安な場合には宅配クリーニングの保管プランを利用して、次のシーズンまで預かってもらうのも良いですね。特に冬物はかさばって場所を取りますから、預けてしまえば収納もすっきりですよ。